佐藤式の失敗
1939年に順天堂大学眼科の佐藤勉教授が、円錐角膜治療からヒントを得て角膜表裏面にメスで切開を加えることで角膜中央部分を平面化させる「角膜後面切開法(佐藤式RK)」という術式を開発しました。
この術式は現在の近視矯正手術の基盤と言われています。
この術式は多くの患者を救いましたが、成功とはいえませんでした。
患者の2割に角膜水泡症という合併症が発症してしまったからです。
これは内皮細胞の存在が当時知られていなかったためで、これを傷つけてしまったために起こった病気です。
この事件は日本に強い衝撃を与え、長い間日本では近視手術に対する抵抗が根強く残ってしまいました。
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